非課税枠を最大限利用する場合、毎月どのくらい確保すればよいか?

NISAやiDeCoなど色々とありますが、非課税枠を最大限利用する場合にどのくらいの資金を確保すればよいのか計算してみました。

つみたてNISA(月33,333円)

ド定番にはなりますが、まずはつみたてNISAです。つみたてNISAとは、少額からの長期・積立・分散投資を行うための非課税制度です。2037年までの最長20年間、合計800万円の非課税枠があります。

年間の枠は40万円ですが、12ヶ月で割り切れないので月33,333円となります。

利回り3%で20年間運用すると約1100万円になります。

iDeCo(月23,000円)

iDeCoは個人で年金を運用するための制度です。掛け金が全額控除になるなど節税として利用できます。60歳まで資金はロックされるデメリットもあります。

私がiDeCoをはじめた内容についてはこの記事にまとめています。

企業年金はないサラリーマンのケースですと月23,000円ですね。私の場合もこれに当てはまります。

例えば35歳の人が60歳までの25年間、利回り3%で運用すると約1000万円になります。

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ジュニアNISA(1口座:月66,666円)

2016年から始まった制度で、20歳未満の子供がいると年間80万円が最大5年間非課税になるというものです(2023年12月まで)。

ちなみに、私がジュニアNISAをはじめた内容についてはこちらにまとめています。

例えば子供が2人おり、去年からジュニアNISAをはじめたとします。2023年までの4年間積み立てて(320万円)、その後15年運用すると…約500万×2=約1000万になります。

小規模企業共済(月70,000円)

小規模企業共済は、ひとり社長などの中小企業の役員が使える退職金制度ですが、計算に入れてみます。

小規模企業共済の加入についてはこちらにまとめました。

例えば35歳の人が60歳までの25年間運用し、廃業して受け取ると約2400万円になります。セミリタイアを考慮して、20年間の運用でも約1800万円です。

いくら払えば良いのか、そしていくらもらえるのか

完全に皮算用…ファンタジーストーリーですが、計算してみます。

つみたてNISA、iDeCo、ジュニアNISA、小規模企業共済、すべてを満額入れるとなると合計は…
33,333+23,000+66,666×2+70,000=259,665円(2023年まで。子ども2人の場合)
33,333+23,000+70,000=126,333円(2024年以降)

という計算結果になりました。年間で150〜300万円です。年間10%を貯蓄できれば優良家計と言われているのでファンタジー感が増します。

これらはいずれも原資は自分の財布から出してこなければなりません。社会保険やら所得税やら色々と引かれたいわば絞りカスからです…。さらに、ここから家賃、通信費、保険料などなど引くと達成するのは容易ではないですね…。

ちなみにトータルのリターンは5000万円になります。これも元本割れしないなどのファンタジーストーリですが、運が良ければ行くかもと考えると夢があります。老後〇〇〇〇万円問題などどこ吹く風ですね。

節約して種銭を貯めていこう

今回は、各種節税、非課税の仕組みを最大限使った場合の試算をしてみました。…もちろん私には試算結果のような資金はありません。現在、おおむね月に約14万円を投資に回している計算で、月の収支はほぼプラマイゼロです。

改めて計算するとそれぞれを満額まで持っていくのには、かなり厳しい金額でした。…。固定費を削減して、日々節約して取り組んでいきたいですね。

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